デートで絶叫マシーンに乗る勇気
恥ずかしながら、デートと言いますと、あンまり多くは経験ないンですが、こんな私でもほんの数回は女の子と東京の街を歩いたことはございまして。まあ、一番は練馬区のとしまえんですかね。東京ディズニーランドも捨てがたいンでございますが、厳密に言えば、あれは東京ではありませんから。アトラクションもそのコンセプトが違います。ディズニーランドが夢を売るメルヘンなら、としまえんは三半規管に働きかける絶叫マシーンです。この違いは大きい。だって、凄まじい乗り物に彼女と乗れば、「キャーッ!」と言って、抱きついてくるかもしれませんから。
20代半ばのころ、よくこのとしまえんに彼女ときました。一番多く乗りましたのは、パイレーツですかね。実はあれが限界でした。この文章の冒頭で、絶叫マシーンがいいとか、そんな偉そうなことを言いましたが、ホントは私、そういう乗り物が大の苦手でございまして。いや、これが小さいころからダメなンですね。ですから、彼女とのデートの際も、抱きつかれるどころか、情けない話、逆に抱きついていたようでございます。なんともお粗末なお話で。